ババ抜き先生の日記

寝る前に一言

選挙ってすごく大事

こんばんは!

今回は国会議員について書きたいと思います。
専門的な知識はなく、主観と偏見が混ざっておりますがどうぞお付き合い頂ければと思います。

政治家の不祥事、不適切な行動、浮き世離れした感覚、その他もろもろ私達一般人の常識では測れないような事柄が世間を賑わせています。言葉の通り、私達の常識では考えられないことを平然とやってのける彼ら、彼女らは一体どんな人なのでしょう。


まず政治家は、政治家である前に一人の人間です。人間として生まれてきた以上、欲があり、誘惑に弱く、自分の身を守ることを最優先に考えると思います。
きっと私達も同じです。
私達一般人が好きに欲求を満たし、誘惑に負けて、自分の保身を優先させるのに政治家はそれをやってはいけないというのはちょっと無茶な話です。やり方を間違えなければ私個人としてはそれが特別おかしいとは思いません。

ではやり方を間違うとはどういうことでしょう。
これはやっぱり法律に反することです。私達も法律に反してまで自身の欲求を満たしていたら、それは当然罰を受けることになります。

では次に、なぜ政治家はそんなにひどい言われ方をするのかについて考えてみようと思います。
これはただ一つ、
「国の税金でお給料をもらう国民の代表者だから」です。

私達が支払った税金からお給料をもらい、残ったお金をどのように使っていくのか、どういう方向に日本という国を発展させていけばいいのか、を私達国民全員がどこか一つの会議室に集まって決めることは無理なので、私達が選挙という仕組みで選んだ人を、私達の代表者として会議室に集まってもらうのです。
当然私達に選んでもらった代表者なので、私達一人一人が本来持っている権利を政治家は代表者として背負います。何万人、何十万人分の権利を背負うわけです。
当然権利も背負いますが、それに伴う責任も背負うことになります。権利も責任の量も、本来であれば人間一人が背負う量ではありません。確実に潰されてしまいます。
なので、選ばれた代表者(政治家)達は自身の主義主張が似ている者同士で協力し合って、それぞれが背負う権利と責任を果たして行きましょう、と集まった集団がいわゆる「~党」というものです。一人では背負った権利や責任を果たすような力はないが、みんなで協力すれば大きな力でそれぞれが背負う責任に応えることができるということです。

お祭りで、とんでもなく巨大なお神輿をたくさんの人が支えて動かしている姿を想像してもらえると分かると思います。


さて、そんな「本来人間一人が背負うべきではない権利と責任を背負っている者」だからこそ、行動一つが私達の代表者としての行動となります。
人間一人としての行動ではなく、皆さんの思いに沿った行動と見なされます。

だから政治家の方達の行動は私達一般人の行動よりも当然注目されますし、私達の代表に相応しい行動が求められるわけです。当たり前ですが、もちろん行動だけでなく、言動もです。
相応しくないなら、全力で責められてしまいます。

皆さんの代表として相応しくないですよね?と。


ではそんな政治家は実際のところ、私達の代表者として相応しいのでしょうか。
結論から言いますと、今の政治家はほぼ全ての人が代表者として相応しいことをしています。ただし、
「今の日本の選挙制度や政治家を取り巻く法律の元では」という言葉が先につきます。

政治家は代表者として選ばれるために、60才70才になっても選挙の度に街中で大声を張り上げ、私達に向けて深々と頭を下げます。自分の半分も生きていない人に頭を下げます。どうか私に投票してください、あなた達の代表者にしてください、と。

しかし、実際はその「投票する1票」を持ってる方の半分以上が投票に行ってません。もちろん選挙ごとに投票率は変わってきます。関心の高い選挙は半分以上の人が投票に行ったりもします。

では代表者を目指して大声を張り上げ、年を取ってからも頭を下げ続けてる人は、一体誰の代表者なのでしょうか。頭を下げてる先である私達の半分以上が投票にも行ってないのに。

もちろん法律上は、私達が投票しようとしないと、決められたルールに従い、投票した人達と投票してない人達の両方の代表者になります。

法律上は地域の私達全員の代表者になります。

しかし実際は「投票してくれた方達の代表者」になっています。もっと核心に触れる言い方をすれば、
①自分を代表者に選んでくれた人と、
②代表者になれるようにサポートしてくれた人と、
③代表者になってからもサポートし続けてくれる人

の代表者になっています。
ちなみに、
①は純粋な有権者
②は後援会や所属団体
③は後援会や所属団体に加えて、企業や業界団体
になることが多いと思われます。

当然と言えば当然ですよね。
自分のより身近なところで支えてくれたり、助けてくれたり、協力してくれた人達の方が恩もありますし、その人達に恩返ししたいと思う気持ちが湧くのは人間として当たり前だと思います。

だから、政治家は自分のことをサポートしてくれてる特定の人達には融通を利かせるのです。

ここまで聞いて、政治家が人の道から外れたことをやっているとは正直私は思いません。人として筋を通して、恩をしっかり恩で返しています。

では、政治家が本当に私達全員の真の代表者になるためにはどうすればいいのか。


ここで、今回の題名にもあります「選挙」が重要になります。

これは私の想像になってしまいますが、政治家を目指す方々はテレビや街中では、「皆さんの清き一票をぜひ私にお願いします」と頭を下げますが、実際はそのほとんどがどうせ投票にも来ないんでしょって思ってると思います。というか、過去の同じような選挙でこのくらいの人しか投票しなかった、などのデータはしっかり確実に分析されてます。なので、私達一般人の投票はあまりアテにはしてません。もちろん全員ではありません。本当に心の底から私達の一票が欲しくて頭を下げてる方もいると思います。

しかし、半分以上が投票にも行かない選挙がある現状では街中を歩いてる私達の一票よりも、特定の応援してくれる人達や組織の一票の方が大切になります。特定の応援してくれる人達の一票を得られれば、むしろどこに投票するか分からない私達なんて、投票して欲しくないとすら思ってるかもせれません。私達の票の動き次第では代表者になれないことだってありますから。

だって「半分以上の人ががどこに投票するか分からないし、もはや投票にも行ってない」んですから。


この、半分以上の日頃投票してない人がしっかり政治に関心をもって、真剣に代表者を選べば(投票すれば)、代表者を目指す人達は特定の人達の代表者ではなくなります。片方に肩入れしてたら片方からクレームがつきますから。

本当の意味で私達の真の代表者になります。
晴れて政治家(代表者)になったら、私達には協力してくれた恩があるわけです。
その恩を仇で返したら、次は自分を代表者に選んでくれないかもしれない。だから皆さんの意見はちゃんと聞きます。

となるわけです。


私達が政治に関心を持たないから、政治家は
「どうせうちらに興味ないんでしょ、ならうちらはうちら(政治家とその周りの業界や企業)でうまくやるからそっちはそっち(国民)で好きにやって」

となります。

結果、政治家は私達国民の方に目を向けなくなるし、国民も政治家を信じず、政治を疑い、興味を無くす、という最悪の図式が出来上がります。政治家と国民がお互い相手に対して目を向けなくなれば、お互いの感覚が徐々にずれていきます。私達が今何が必要なのか、何を考えているかが政治家は分からなくなってしまいます。


これが今の日本です。あくまでも私個人の感想です。


政治家が意識を変えるか、私達国民が意識を変えるか。
なんだか、にわとりが先か、卵が先かという話に似てますが、これは答は決まってます。

私達国民が意識を変えるのが先です。政治家が私達国民を動かしているわけではありません。私達国民が政治家を自分達の代表者として選び、自分達の代わりに動いてもらってるだけです。

政治家は数年毎に大きな入れ替えの選挙を行います。つまりその入れ替え選挙毎に政治の世界は一旦リセットのようなものがかかります。
すごい変な話ですが、我々がビックリするくらい意識が変わって、「今の政治家は信じられん」と本気を出せば、今の政治家全員を落選させることも出来ます。
だって半分以上が投票にすら行ってないんですから。この半分以上の人達が本気を出して政治に関心を持って投票に行けば、今の政治家は嫌でも考え方を変えざるを得ません。自分の地位が脅かされるわけなので。


言い方は大変汚いですが今現在、フカフカの椅子でふんぞり返ってる政治家の人達は私達が選んだ代表者です。それはつまり、私達が「フカフカの椅子でふんぞり返ってていいですよー」と認めたことと同じです。投票にすら行ってない人は「すべてあなた達の言う通りに従います。何をしてても構いません」という意思表示をしてることと変わりません。

そんな代表者を選んだのは私達です。
そんな私達は政治家の言動や行動にケチをつける資格があるのでしょうか。自分達で選んでおきながら、都合が悪くなると「あの人のこれが気に入らない、許せない」と言うのは、まるで子供が駄々をこねていることと同じです。


私達の清き一票が政治家の出処進退を握っていることを改めて今の政治家の人達に分かってもらうためにはSMSやメディアでの発信などでは響きません。
「あなた達のクビを握ってるのは私達ですよ?」ということをしっかりアピールする唯一の場は選挙での投票です。

いかに選挙というものが重要なのかが少しでも伝われば幸いです。


今回はめちゃくちゃ堅いことを書いてしまいました。
すごく偏ってると思います。あくまでも参考程度に捉えてもらえれば嬉しいです。

ではまた次回☆